秋の夜長におすすめの名曲をご紹介

こんにちは。

今週も一週間、おつかれさまでした^^


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毎日、畑仕事を終えて、夕方から事務仕事をします。

ついこの前までは19時頃だとまだ明るさがあったのに、今ではもう、とっぷりと夜のとばりが下りています。

秋ですね。



僕はこの「夜の帳が下りる」という言葉が好きです。

とても情緒的ですよね。

古来の言葉の良さは、何百年経っても共感できる自然の普遍性と、実に「言い得て妙」ともいえる的確さにあると思います。



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さて、今回はちょっと音楽の話でも。

僕は飛騨に来て11年。

年も35歳になりまして、音楽の趣味もずいぶんと変わってきました。

以前は、J-POPや洋楽のロックなどを聴いていましたが、田舎に来てからというもの、ゆっくり聞き流せるようなものが好きになりました。

(今でもポップスやロックは好きですけど)

今日は、今の時期に聴くのに良いのではないかという曲をご紹介します。

今回はなるべくテレビなどで耳にしたことがあるであろう曲を選んでみましたので、もしかしたらご存知のものをあるかもしれません。

1曲でも気に入っていただけるものがあれば幸いです。


川上ミネ「道」

ジャンル/ピアノ

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NHK「猫のしっぽカエルの手」という番組の挿入曲です。

この番組は、イギリス人であるベニシア・スタンリー・スミスさんが、京都の大原という素敵な田舎で築100年の古民家に暮らし、イングリッシュガーデンのハーブの知識や温もりのある手作りの生活を紹介するというもので、数年前から毎週楽しみにしている番組です。

この番組の音楽を担当している方が川上ミネさん。

とても優しく繊細な音色が美しく、アルバムも2枚買ってしまいました。

毎年、秋になると京都の清水寺の舞台でコンサートをされるそうで、いつか行ってみたいねと夫婦で話しています。

この「道」は、アルバム「馨(かおり)」に収録されています。






Sonny Rollins 「Newk's Fadeaway」

ジャンル/JAZZ

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ここ数年、ジャズというものにハマっております。

ちょうど家を建てたということもあり、「リビングでは間接照明をつけて、アナログレコードでジャズを聴きたい!」と主張するも、我が家の財務省に稟議は通りませんでした(笑)

ジャズが好きになったきっかけは、ここでもちょいちょい出てくる漫画「岳」の作者さんが、現在ジャズの漫画「BLUE GIANT」を連載されておりまして、それを読み出したら「ジャズかっけー!」となってしまいまして。

秋に合いそうなジャズなんて、それこそゴマンとあるのですが、今回はこの曲にしました。

超王道のマイルス・デイビスとかも良いのですが、ちょっと大人の雰囲気が強いというか、自分には「背伸び感」がハンパないので、

アドリブもクールで、ガンガン攻めてきつつ、それでもどこかリラックスさせてくれるソニーロリンズを選びました。

満月の晩なんかに、グラスをかたむけながら聴いてみてはいかがでしょ。

この「Newk's Fadeaway」は超有名な曲なので、様々なアルバムやコンピレーションに収録されています。



Steve Barakatt「sailing together」

ジャンル/ピアノ

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こちらは水曜の夜に放送されている「心に刻む風景」という5分間番組のメインテーマです。

印象的なイントロなので聞き覚えがあるかもしれません。

この「sailing together」はアルバム「A Love Affair」に収録されています。


alan 「懐かしい未来~longing future~」

ジャンル/Jポップ

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もう8年も前になるのですが、当時のNHKの「SAVE THE FUTURE」という環境保護プロジェクトのテーマ曲でした。

歌っているalanはチベット族出身の中国人。プロデュースはなんと世界の坂本龍一でした。

三国志を舞台にした映画「レッドクリフ」の主題歌を歌っていた子、といったら思い出してくれる方もいるでしょうか。

16歳で中国の芸術大学の最高峰、解放軍芸術学院声楽科に飛び級で入学した実力者です。

動画の中でも披露していますが、4:50あたりの超高音はチベット民謡独特のフェイク(裏声)なんですって。

世界はこんなに美しく、そこに暮らす人間も自然や周りの生き物と手を取り合い、どうかこの地球がいつまでも平和でありますように。

そんな内容の曲でした。

この曲がリリースされた前年に祖父が他界していたこともあり、なぜか聴くたびに幼い頃の千葉の情景を思い出し、ちょっとウルっときてしまう曲でした。

alan自体、日本ではあんまり売れずに終わってしまいましたが、今でも好きな曲です。

この「懐かしい未来~longing future~」はアルバム「VOICE of earth」に収録されています。


Enya 「Carribbean Blue」

ジャンル/洋楽ポップス

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もう20年近くも前に初めてエンヤのベスト盤が発売され、たしか高校3年の時に買ったのを覚えています。

当時は茶髪で前髪が鼻の頭くらいまであったんですけど、そんなやつがどうしてエンヤを買ったのか謎です。(ー ー;)

そんなチャラ男でも、エンヤの奏でる旋律の美しさに感動したことはなんとなく覚えています。

今なお活躍されているエンヤですが、個人的にはこのベストアルバム「paint the sky with stars」までの曲が好みです。

近頃は「荘厳」というイメージの展開をされていますが、昔はもっと温かく優しいメロディであったような気がします。

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この「The Memory Of The Trees」も大好き。

たしか当時、競馬のCMでこの曲が使われていて、朝焼けの牧場を馬の親子が歩いていて、2頭の吐く息が白く光る様がなんとも美しく、

まだ未成年だったあまご少年(笑)は、このあたりから自然あふれるところで暮らしたいと思っていた気がします。

この「Carribbean Blue」もいくつかのアルバムに収録されていますが、僕の個人的に好きなベスト盤「Paint the sky with stars」をおすすめ。




賈鵬芳(Jia Peng Fang) 「天狼星」(tenrosei)

ジャンル/二胡

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中国の伝統楽器、二胡。

二胡は、先述のalanも得意とする楽器で、それはそれは見事な音を奏で、以来とても好きになりました。

そして僕のイチオシ。

ジャーパンファンという奏者さんをご紹介します。

この「天狼星」はアルバム「二胡」の1曲目に収録されており、しょっぱなからググッと持っていかれました。

天狼星とは中国語で「シリウス」のことを指します。

シリウスは冬の星座である「おおいぬ座」の最も明るい一等星です。

「オリオン座」のベテルギウス・「こいぬ座」のプロキオンと共に冬の大三角を形作る、それはそれは立派な星。

(田舎に来て星座も好きになりました笑)

この曲は優しい旋律の中に、凛と胸を張っているような力強さがあり、癒しつつ励まされる様な素敵な曲です。

このジャーパンファン、毎年お隣の富山にコンサートに来ておられるそうで、そちらにもいつか行ってみたいと思っています。

この「天狼星」はアルバム「二胡」に収録されています。



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いかがでしたでしょうか?

僕は夏が好きなので、秋が近付いてくるとなんだか少しだけ寂しくなったりもしますが、季節の表情としての秋はとても美しく、また、何をするにも良い時期です。

空気が澄んでくるので音楽もクリアに聞こえるんだそうですよ。

もし皆さんもおすすめの音楽があったら教えてもらえたら嬉しいです^^